
長崎・佐世保にある菌ちゃんふぁーむへ農業研修
2月上旬、長崎・佐世保にある菌ちゃんふぁーむで農業研修をさせていただいた。
極寒、大雪で、3日間の研修だったけど、畑を実際に見たり、触れたり、またスタッフの方々の話を聞いたり出来て、とても有意義な時間を過ごすことが出来た。
きっかけは2年前に小豆島に吉田さんが講演に来られて、菌ちゃん農法の説明や微生物の話をしてくれたり、高畝の作り方を実践してくれたことだ。
吉田さんの公演はとてもロジカルで分かりやすかった。
さっそく昨年、吉田さんが実践してくれた通りに菌ちゃん畝を作って実際に野菜を育ててみた。
品目は生姜、ピーマン、トマト、きゅうり。
結果は、生姜は生育が良かった。ピーマンとトマトは青枯れが見られた。きゅうりはあまり生育が良くなかった。
結果はマチマチだったわけだけど、生育が良かった範囲は糸状菌が多く見られ、生育が良くなかった範囲は糸状菌が殆ど発達していなかったのだ。
この結果は僕としてはとても興味深かった。
なぜなら肥料も使わず、また栽培ごとに畝を耕うんすることもなく、ただ糸状菌を増やしていけばちゃんと野菜が育つ可能性が高いことがわかったから。
だけど、菌ちゃん農法はなかなかに難易度が高い。
通常よりも倍くらいの高さの畝を作り、畝の天端に有機物をどっさり乗せる。
昨年実際にやってみて思ったのは、どんな有機物をどのように混ぜれば菌が増えやすいのかなど、菌ちゃん農法を実践している吉田さんの農園を見る必要があるということだ。
そんなわけで、菌ちゃんふぁーむに行って来たのだけど、農園の菌ちゃん畝は土がとても柔らかく、かなりの高畝!
菌ちゃんふぁーむでは畝の天端にのせる有機物はウッドチップがメインだそうで、6センチくらい畝の天端にチップをのせて管理機で軽く耕うんして土とチップを混ぜるそうだ。
農園で見せてもらった菌ちゃん畝ではウッドチップと土がしっかり混ざっていて、チップのまわりには糸状菌がついていた。
また、農園スタッフの方から竹炭の作り方と有効性を聞くことが出来たので、近いうちに竹炭を自作して畝に混ぜたいと考えている。
そんなこんなであっという間の3日間の研修だった。
農園のみなさま、ありがとうございました。
農場長の拓さんをはじめ、みなさん質問にとても丁寧に答えてくれたし、作業の指導もとても分かりやすかったです。
あと、みんな野菜好きで、畑好き。
吉田さんのビジョンにも共感されてて、とても素敵なチームでした。
また是非勉強に行きたいと思っています。

Takuhiro Mimura
HOMEMAKERS代表