瀬戸内海の鰆のたたき

瀬戸内海の鰆のたたき

小豆島近海では、鰆の漁が4月下旬に解禁される。
魚へんに春と書いて「鰆(サワラ)」。
4月から5月にかけて産卵のために太平洋から瀬戸内海へ入ってくるそう。
まさに「春を告げる魚」。

サワラはすぐに鮮度が落ちてしまうため、本当に新鮮じゃないと生では食べられない。
連休最終日、朝一番で友人が「サワラいるー?夜中にとれたやつ。」と突然やってきた。
つい数日前に高知のカツオのたたきを豪快に食べ、前日の夜はタイとハマチの刺し身を食べたばかりだったけど。
もちろん、いるいるー!

さっそくガスバーナーで炙って「サワラのたたき」に。
春の食卓はおいしい魚がいっぱい。

三村 ひかり

三村 ひかり

1979年愛知県生まれ。名古屋大学および同大学院で建築学を専攻。卒業後、地図をつくる会社、インターネットの会社で働く。2013年4月からマガジンハウスのウェブマガジン『コロカル』にて『小豆島日記』を連載中。