
初夏の野菜、コリンキー
HOMEMAKERSの野菜を食べ始めるまで『コリンキー』という野菜を知りませんでした。
見ためは『ハロウィンの飾り』みたい。
かぼちゃだよね?どうやって食べる?
まだ他の野菜に比べて、ちょっとだけ仲良くなりきれていないコリンキー。
コリンキーは見た目の通り、かぼちゃの仲間。
とは言え、普通のかぼちゃとは少し違って、コリンキーは若い状態で収穫、生のままでも食べられるかぼちゃなんです。
ちなみに、普通のかぼちゃは熟してから収穫して、収穫したあとも追熟させて甘さを増してホクホクになるようにします。
コリンキーは保存していてもホクホクしないし、甘くはなりません。
こりこり、ぽりぽりとした食感を楽しみます。
コリンキーが採れ始めるのは5月下旬頃。
雄花と雌花が受粉し、雌花の付け根に小さなかわいい実ができて、その実が大きく育っていきます。
花の下の小さなふくらみがコリンキーの赤ちゃん。
日差しを浴びて大きく育っていきます。
コリンキーはきゅうりやズッキーニと同じウリ科。
生で食べるときは、味も食感も似ているきゅうりを使う時のイメージでお料理しています。
塩もみしてサラダにしたり、ピクルスにしたり。
きゅうりより少し青々とした味がするので、ツナと合わせてマヨネーズ和えにするとお子様も喜んで食べてくれそう。
生で食べられるコリンキーですが、加熱するお料理にも。
「皮付きのまま表面が軽くこげるくらいローストするとおいしい!」と、三村ひかり談。
柔らかい種ごとローストもおいしい。
炒め物やお味噌汁の具にもおすすめです。
ただ、ホクホク系ではないので煮物にはむきません。
加熱するときは、ズッキーニをイメージして使うとよさそう。
加熱してもきれいな黄色を保ったまま、初夏の食卓にぴったりです。
「せっかく生で食べられるなら、生で食べられるお料理に使おう」
もしかしたら、この気持ちがコリンキーの良さを生かし切れていなかった原因かもしれません。
生でも加熱してもおいしい、優等生野菜コリンキー。
次お手元に届いたコリンキーは、これまでと違う食べ方を試してみませんか。
なんにでも使えるよ、と言われると自由すぎて悩んでしまうけれど、固定概念を壊していつもとは違うお料理法を選んでみる。
そうすることで、野菜の新たな魅力に気がつくことができる。
同じ野菜でも、自由な発想でお料理を楽しんだら、食卓の喜びは2倍3倍と膨らんでいきそうです。
オンラインストアで『旬野菜』販売中
旬野菜

渥美 沙紀
野菜の出荷とオンライン発信業務をしています。好きな野菜は紅はるか。