地元の新聞で包んで送る野菜

地元の新聞で包んで送る野菜

収穫した野菜をダンボールにつめてお客さまにお送りする際、今まではずっと購入した無地の梱包紙を使っていました。
新聞紙だとインクが気になる方がいるかな、梱包紙として販売されている新品の紙のほうがいいかなという思いから。

でも少し前からなんとなくその考え方は違うなぁと感じていて、すぐにゴミになってしまう紙をわざわざ買うことの矛盾。
野菜は袋に入れているし、その外側の梱包紙は新聞紙でもいいんじゃないかと。
地元の新聞屋さんに問合せたら、配達されずにそのまま廃棄される新聞紙の束があるよ!と。
それなら新聞紙にしよう。
ゴミも減らせるし、余計な費用もかからない。
あと無地の紙よりも、地方の新聞紙に載ってる地方ネタ情報を楽しめるかもしれないし。

田舎の親から送られてくる新聞紙に包まれた野菜。(今はそんな時代じゃないか)
そんな温かみもお届けできたらいいなと。

三村 ひかり

三村 ひかり

1979年愛知県生まれ。名古屋大学および同大学院で建築学を専攻。卒業後、地図をつくる会社、インターネットの会社で働く。2013年4月からマガジンハウスのウェブマガジン『コロカル』にて『小豆島日記』を連載中。