春だけ楽しめる野菜 新玉ねぎ

春だけ楽しめる野菜 新玉ねぎ

春だけ楽しめる野菜のひとつに「新玉ねぎ」があります。
水分が多くてとってもジューシー。
辛みが少ないので、スライスして生のままでも食べられます。
もちろん、焼いたり、スープにしたりしても甘味が増してとってもおいしいです。
3月中旬から収穫が始まった新玉ねぎ。まずは葉も楽しめる『葉玉ねぎ』から。

そもそも、新玉ねぎって何でしょ?
普通の玉ねぎと、どう違うんでしょ?

スーパーなどで年中売られている玉ねぎは、長期間保存できるよう、収穫後に1か月ほど乾燥させてから出荷されたものです。
玉ねぎって冷蔵庫で保管しなくても、涼しいところに置いておけばすぐには腐らず長持ちしますよね。
水分が少ないからです。
この乾燥させて皮が茶色のものが、いわゆる玉ねぎです。
玉ねぎをしっかり乾燥できれば長期保存できて、一年中使えます。

一方、新玉ねぎは1月~5月頃に収穫したものをそのまま乾燥させずにすぐに出荷したものです。
水分が多くとてもみずみずしいです。
一般的な玉ねぎの収穫は6月頃なので、早く育って収穫できる早生(わせ)品種の玉ねぎを新玉ねぎとして育てます。
水分が多いので、温度や湿度が高いところに置いておくとすぐに傷んでしまいます。冷蔵庫で保管がおすすめです。

さて、新玉ねぎ、どう食べるのがおいしいか。
まず試してほしいのが、早採りした新玉ねぎを茎まで丸ごとオーブンでロースト。
若い玉ねぎは茎の部分もみずみずしくておいしいので、新玉ねぎが採れ始めの頃はそうやって茎まで全部楽しみます。
縦に半分か四等分にカットして、天板に並べてオリーブオイルを塗って、180~190度で20~30分。
よく洗って、根っこまでまるまるロースト。アツアツトロトロで最高。
葉の部分は小口に切って、普通のねぎのようにも使えます。

だんだんと玉ねぎの玉の部分が大きくなってくると、茎の部分がパタリと倒れだします。
葉の生長が止まり、空洞化していき中身がスカスカになるためです。
これが玉ねぎの収穫時期のサイン。
こんな風に葉が倒れます。

このしっかり育った新玉ねぎ、おすすめの食べ方はスライスして醤油&かつお節をかけて食べるスタイル。
料理とは呼べないような食べ方ですが、おいしく食べるにはいくつかポイントがあります。
スライス玉ねぎに醤油とかつお節をかけて。この日はおうちにあった竹輪も一緒に。

玉ねぎにはアリシン(硫化アリルの一種)という辛味成分が含まれています。
ちなみに玉ねぎを切ると涙が出てくるのは、このアリシンが原因です。
揮発して鼻や目に刺激を与えてきます。

切った玉ねぎを水にさらすと、このアリシンが溶け出すので辛味成分が抜けるのですが、そのほかの栄養素も一緒に溶け出てしまいますし、なんとなく水っぽくなってしまって、玉ねぎの味も薄くなってしまいます。

水にさらさずに辛味を抜いて、生のままおいしく新玉ねぎを食べる方法。
ポイントはふたつ!

ひとつ目、まずは切る方向。
繊維を断ち切る方向に切ります。できるだけ薄く!
繊維を断ち切る方向にカット。辛味成分であるアリシンが揮発しやすくなります。切っていると涙もいっぱい出ちゃいますね(涙)。

そしてもうひとつ、アリシンは揮発性なので(だから玉ねぎを切っていると涙が出る!)、切った玉ねぎをできるだけ重ならないようにザルなどに広げて30分くらい空気にさらしておくと、ある程度辛味が抜けます。
しっかり辛味を抜きたいという場合は、乾燥しないようにして冷蔵庫に1~2時間くらい入れておくというのもありです。

繊維を断ち切る方向に薄くスライスして、しばらく空気にさらしておく!
その新玉ねぎをお皿にふわっと盛って、かつお節をパラパラとかけて醤油をたらして食べてみてください。
これがおいしいんです~~。

葉玉ねぎから新玉ねぎまで春だけの美味しさを楽しんでいただけたら嬉しいです。

オンラインストア『旬野菜セット』『葉玉ねぎ』販売中

旬野菜セット

※新玉ねぎは3月中旬から5月中旬くらいまで収穫予定です。

葉玉ねぎ
葉玉ねぎ

※葉玉ねぎは3月下旬より販売予定です。

 

三村 ひかり

三村 ひかり

HOMEMAKERSの嫁の方です。野菜の出荷、販売を主に担当。いつもカメラを持ち歩き、離島、農村、野菜の魅力を伝えるべく撮ってます。