HOMEMAKERSの春夏秋冬、1年で100品種以上の野菜を育てる
HOMEMAKERSは1年通してたくさんの種類の野菜を栽培しています。
「いったい何種類の野菜を育てているんだろう?」
1月からシーズン別にみていこうと思います。
一年の中で、何度も栽培している野菜もありますが、それは1品種としてカウント。
ちなみに、品種というのは、あやめっ娘大根、三太郎大根、宮むらさき大根など大根でもいろいろな種類があって、そのひとつひとつのことで、たとえばうちでは4品種の大根を育てています。
大根、にんじん、キャベツなどといういわゆる野菜の名前は「品目」といいます。
今回は品種をみていきます。
1月 小寒〜大寒
- あやめっ娘大根
- 三太郎大根
- 宮むらさき大根
- 紅くるり大根
- 黒田五寸にんじん
- バイオレットハーモニーにんじん
- パープルターゲットにんじん
- ブロッコリー
- オレンジカリフラワー
- 紫カリフラワー(紫雲)
- 白菜
- 芽キャベツ
- 紫キャベツ
- 子持ち高菜
- 春菊
- ほうれん草
- 金時草
- フェンネル
- パクチー
1年の中で一番寒い時期。冬野菜シーズン真っ最中です。
水分の多い野菜は寒い時期に自分自身が凍ってしまわないように糖度を増して凍らないように寒さ対策します。だから寒さは野菜の甘さを増す重要な要素なんです。寒さの中でゆっくりと野菜が育ちます。
これぞ冬野菜セット。にんじんも大根もしっかり味がのっていて一番おいしい時期。大根とにんじんのサラダ。紅くるり大根の赤色がきれい〜。
2月、3月 立春〜春分
- 紅菜苔(こうさいたい/紫ナバナ)
- チンゲンナバナ
- アンチョビ菜ナバナ
- ケールのナバナ
- 新玉ねぎ
- 春キャベツ
- ワケギ
まだ寒い日が多いですが、立春を境に畑の様子が変わります。それまで冬眠していた(くらいじっとしてた)野菜たちが動き出す感じ。
ニンジンや大根など冬野菜が終わりに近づき、春夏野菜の準備が始まります。この時期楽しみなのが『ナバナ』。白菜やキャベツ、チンゲンサイなどいろいろなアブラナ科の野菜が花を咲かそうと茎を伸ばします。その伸びた部分がナバナ。ちょっとの苦味と甘味が最高。茹でるだけでおいしい一品に。
3月中旬になるとようやく待ちに待った『新玉ねぎ』の収穫スタート!春の味を楽しむ時期。
オータムポエム、紅菜苔、チンゲンナバナ、ケールのナバナ、春のナバナまつり!新玉ねぎの収穫が始まると、いよいよ春だなぁと思います。
4月 清明〜穀雨
- レッドサラダボウルレタス
- 美味タス(レタス)
- カナリーノレタス
- フレックルズロメインレタス
- 赤紫水菜
- 赤リアスからし菜
- ルッコラ
- 紫小松菜
- スイスチャード
- エンダイブ
- ラディッシュ
冬野菜が終わり、夏野菜の収穫が本格的に始まるまでのこの期間は収穫できる野菜の種類が1年の中で最も少ない時期です。種類は少ないですが、ルッコラや赤リアスからし菜などリーフ野菜は元気!新玉ねぎのスライスやラディッシュ、レタスなどと混ぜれば華やかな春のリーフサラダの完成。レタス~! 冬の間寒くてなかなか大きくならなかったリーフ類も、暖かくなって一気に成長。レタス、ケール、ラディッシュなどなどちぎって混ぜて春のリーフサラダ。
5月、6月 立夏〜夏至
- アンデスレッド(春ジャガイモ)
- シャドークイーン(春ジャガイモ)
- ノーザンルビー(春ジャガイモ)
- 赤玉ねぎ
- インゲン 丸さや
- インゲン 平さや
- ズッキーニ
- 花ズッキーニ
- コリンキー
- ヤングコーン
- 梅
5月中旬頃になると夏の野菜が採れ始めます。
夏野菜第一弾はズッキーニ!夏が始まるなぁといつも感じさせてくれます。大きくなる前に摘果した小さなトウモロコシ『ヤングコーン』、生でも食べられるかぼちゃ『コリンキー』、春のジャガイモやいんげん豆など、野菜の種類が一気に増えます。
そして6月は『梅仕事』のシーズン。
お久しぶりの夏野菜!夏のスタートはズッキーニから。6月は梅仕事。毎年梅干しを仕込みます。
7月、8月 小暑〜処暑
- トウモロコシ
- ゴールデン・グレープトマト
- タイ・ピンク・エッグトマト
- ブラックプラムトマト
- ブラックチェリートマト
- シンディースイートトマト
- アトキンソントマト
- ワイルドチェリートマト
- 越前水なす
- 真黒(千両なす)
- 長なす
- 緑なす
- トマトフルーツピーマン
- ミニチョコレートベルピーマン
- ジャンボピーマン
- 四葉キュウリ
- ミニキュウリ(黒さんご)
- 丸オクラ
- 赤オクラ
- タイガーメロン(マクワウリ)
- 金太郎(マクワウリ)
- 大葉(しそ)
- 赤紫蘇
- モロヘイヤ
- 空芯菜
- オカノリ
- バターナッツかぼちゃ
- ホーリーバジル
- スイートバジル
- レモンバジル
- タイバジル
太陽のパワーが日に日に強くなっていきます。夏です!
この時期の畑は完全夏モード。みんな大好き「トウモロコシ」にトマトにナスにキュウリ。ビビッドな夏野菜たちに元気をもらいます。
ザ・夏野菜セット。リーフ類が少なくなって、トマトやナスなど果菜類が増えます。夏野菜の色。美しいというより元気!って感じがします。
9月、10月 白露〜霜降
- 三尺ささげ
- 四角豆
- 新生姜
- 紅はるかサツマイモ
- シルクスイートサツマイモ
- ハロウィンスイートサツマイモ
- 紫イモ
- サトイモ
- スダチ
- グリーンレモン
少しずつ空気が秋らしくなっていきます。セミの鳴き声が小さくなり、畑で赤トンボを見かけるように。夏野菜の旬が終わり、畑は冬野菜への切り替え時期。春に続き、この時期も野菜が少なくなります。そんな時にたくさん採れるのが「四角豆」や「三尺ささげ豆」。それから春に植えた生姜やサツマイモの収穫が始まります。
夏野菜が終わり、新生姜やサツマイモが野菜セットに加わります。秋の野菜セット。『四角豆』。茹でておひたしにしたり、天ぷらにしたり、たくさん食べました。
11月、12月 立冬〜冬至
- レタサイ(白菜)
- キャベツ
- オータムポエムナバナ
- ビーツ
- 白かぶ
- 赤かぶ
- あやめ雪かぶ
- 日野菜かぶ
- カージナルフレッシーニンジン
- デジマ(秋ジャガイモ)
- ながさき黄金(秋ジャガイモ)
- 小松菜
- チンゲンサイ
- ハルブホーヘルケール
- レッドカーリーケール
- レッドロシアンケール
- Bear Necessitiesケール
- チコリ
- トレビス
- レモン
- マイヤーレモン
- ダイダイ
気温が下がってきて少しずつ冬らしくなってきます。冬野菜が一気に採れ始めます。11月の畑は緑の葉がわっさわさでうれしい。美しいにんじんの葉や大根の葉、ケールにチコリも。
そしてレモンやダイダイなど柑橘のシーズンです。
一番葉っぱがわさわさしてる季節。箱に詰めるのも大変。でも大根やかぶの葉もおいしいからお届けしたいんですよね。柑橘のシーズン。完熟マイヤーレモンでジャムづくり。
さて、どれだけの品種があったでしょうか。
数えてみると、なんと 111品種 でした!
毎年新しい品種の栽培にチャレンジしたりして、少しずつ品種が変わりますが、それでも1年で育てる品種や栽培のタイミングなどはだいぶ固まってきました。これを育ててみたいと思っても、自分たちの土地や気候にあわないと何回育ててもうまくいかないことがあります。それなら今度はこれを育ててみよう。そんなことを繰り返しながら、今のホームメイカーズの野菜のバリエーションができあがってきました。
「おいしい野菜のある食卓をみんなで囲もう。」がホームメイカーズのモットー。
自分たちが食べる野菜を育てたい!その思いから始まった農業。
うちは極小農家ですが、それでも自分たちのまわりの100世帯くらいが1年間に食べる野菜を育てられたら、ちょっとは日本の食料自給率向上に貢献できるかな。
私たちが育てる野菜を食べることで応援してくださる皆さまに感謝し、また種をまき、育てていきます。
三村 ひかり
HOMEMAKERSの嫁の方です。野菜の出荷、販売を主に担当。いつもカメラを持ち歩き、離島、農村、野菜の魅力を伝えるべく撮ってます。